現在、子どものランドセル選び(ラン活)をしています。
ランドセルの情報を集めていると、素材に天然皮革として牛革とコードバン、人工皮革としてクラリーノとベルエースという言葉が出ています。

違いがよくわからないけど、やっぱり天然皮革の方が安心よね。

人工皮革にも、天然皮革にはない良さがありますよ。
高いお買い物なので、比べましょうね。
ランドセルは13万円を超える高いものから2万円程度の安いものまでいろいろあります。

6年間、しっかり使えるものを選びましょうね。
今回はベルエースという人工皮革の特徴とメリットとデメリットをまとめました。
ベルエースは池田屋や中村鞄製作所のランドセルに採用されている素材です。
ベルエースはカネボウが作った人工皮革
ベルエースは、1960年代にカネボウが開発した人工皮革で、現在は株式会社FILWELに事業移管されています。
天然皮革のような頑丈さと質感を持ち、軽さと耐傷性や防水性などの機能性も付加した素材です。
ランドセルにはベルエースの中でもベルバイオというランドセルに適した生地を採用されています。
ベルエースは職人がこだわって作った日本製
ベルエースは、不織布をポリウレタンの樹脂を接着剤にして固めたものに、色付きのポリウレタン樹脂を接着した人工皮革です。
ベルエースの材料や製造は日本製で、質が高い生地
天然皮革のような質感を出したり、鮮やかな色を出す顔料の配合をしたり、キズや汚れがないか検品したりするなどで熟練の職人が活躍しています。
ベルバイオの特徴は軽さと柔らかさと丈夫さ
ベルバイオの特徴は、軽さと柔らかさと強さがあることです。
- 天然皮革よりも軽いので、ランドセルも天然皮革よりも200g程度軽くなります。
- ベルバイオの材料となる不織布に、強い繊維としなやかな繊維が混合しているため、ひっぱりや折り曲げに強く柔らかい生地です。
- 密度が高いポリウレタン樹脂を採用しているので、キズが付きにくく目立ちにくくなっています。
- 防水性が強く、雨や雪に濡れても拭くだけでお手入れが簡単です。
- ベルバイオは牛革のようなシワ感を再現した生地なので、見た目にもランドセルに適していると言えます。
ベルエースとクラリーノはどちらも優秀な素材

人工皮革のランドセルといえばクラリーノの方が有名だから、クラリーノの方が良いのかしら?

クラリーノもベルバイオも優秀な素材です。
クラリーノは化学メーカーのクラレが開発した人工皮革です。
クラリーノについてはクラリーノの特徴!ランドセルにするメリットを紹介!をご覧ください。
ベルバイオもクラリーノも、熱心な研究開発のおかげで、強度や防水性、耐久性などの性能はどちらも良く、大きな違いはありません。
質感や手触りなどの違いはありますが、好みの範囲といえます。

若干、クラリーノの方が高級なランドセルに多い感じはあります。
ランドセルメーカーによって特注の生地を使っていることもあるので、ベルバイオとクラリーノで迷った場合は、見た目の好みや予算に合わせて選びましょう。

自動車はトヨタ、日産、ホンダなどの好みで選ぶのと同じような感じですね。
まとめ
池田屋や中村鞄製作所のランドセルに採用されているベルエースについて紹介しました。
ベルエースのランドセルは天然皮革のランドセルよりも軽くて丈夫なので6年間安心して使え、柔らかいので届いた時から使いやすいです。

是非、革サンプルを取り寄せて比べてみて、お子さんにベストなランドセルを選んでくださいね。